DiaryG

気になったこと、考えたこと。クラシックギターと法律の勉強がメインコンテンツ。

20170709

母方の祖父の葬儀に参列した。

 

母も、祖母も、伯母も、ずっと人形のような祖父に語りかけていた。

 

祖父との親交はあまりなかったけれども、確かに血の繋がりを感じている。祖父に似ている所のある母を見て、母に似ている所のある自分の姿が重なる。

 

 血の繋がりのある人の死。とても悲しいことだ。

何歳になっても、悲しいことは悲しい。

人生経験を積んで、還暦が近づいていても、90歳を迎えようとしていても、それは変わらない。

 

歳を重ねれば父母の死に対する耐性が少しずつ向上していかないかと、淡い期待をなんとなく抱いていたけれど、そんなことはない。感情に年齢は関係ない。

今の自分のままでは、父母の葬儀が来てしまったら耐えられる気がしない。できる限りの親孝行をしておけば、その時が来ても少しは気を張れるようになっているだろうか。

 

人の死は不思議な気持ちにさせられる。

 

避けては通れない悲しみがこれからも控えているけれど、その度に自分の死の間際についても少しずつ考えて行きたい。今は、誰にも悲しい思いをさせたくないから、自分はひっそりと葬られたいとさえ思ってしまう。

 

その考えは果たしてこれから変わるか。